【理系】推薦を利用する注意点

         
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本記事では、理系の国立工学系大学院生の私が、理系特有の推薦に関してお話したいと思います。ジョブマッチング(JM)や学校推薦・教授推薦の違いについて書いていきます。『推薦』っていうワードは、数々の受検のときに耳にするワードだと思いますが、就活にも存在しています。理系が対象です。

そもそも推薦とは

「そもそも推薦って何?」っていう人もいるかもしれません。推薦制度は、推薦をしてくれる組織が『この学生を我々組織は優秀な人材として御社に推薦します』という意味があります。

「それだけ?」って思いますよね。簡単に言えばこれだけなんですが、続いてこの推薦制度を就活において利用することによって、学生と企業で何が生じるのかを説明します。

(学生)
ある企業に推薦制度を利用し選考に臨む

選考が比較的有利に進む(一部企業を除く)

内定を貰ったら原則内定辞退は不可能

(企業)
ある学生が推薦制度を利用して選考にきた

優秀な学生ならば、内定を出したら必ず来てくれる

つまり簡単に学生と企業のメリット・デメリットを言っておくと、

学生のメリット:行きたい企業に比較的有利な選考で臨める
学生のデメリット:合格したら内定辞退不可能

企業のメリット:人材の確保が比較的容易
企業のデメリット:無し

正直企業にデメリットはないです。

また、注意点としては『推薦制度を利用したら必ず内定が貰える』というのは都市伝説ということです。推薦制度は比較的有利に選考が進むだけであって、落ちる時もあります。

いくら推薦者が「この人優秀です!」と言っても、企業側からしたら「こんなヤバいやつ無理」と言えば無理です。

推薦には複数種類が存在する

これは私も推薦に関して調べる前には知りませんでした。実は『推薦』と呼ばれるものには複数種類が存在しており、違いがそれぞれあります。それは

  • 学校推薦
  • 教授推薦
  • ジョブマッチング推薦
  • 大学関係者推薦

この4つです。私が最初イメージしていたのは『学校推薦』です。みなさんもそうではないでしょうか。

続いて、各々の違いについて説明していきます。

学校推薦とは

『学校推薦』とは、その名の通り『学校として推薦』という意味です。つまり、一個人が出した推薦ではなく、学校という組織が推薦と認めた場合の推薦です。これは理系の学部や学科が対象です

『学校推薦』には『枠』が存在します。枠とは『この企業には○○大学の学校推薦で○○人募集』みたいな感じです。つまり、大学ごとにこの枠の数は異なるということです。

この枠数は優秀な大学ほど多く、またOB・OGがその企業に多いほど枠数も多い傾向にあるでしょう。

ここで疑問です。枠があるということは、枠をオーバーしたらどうなるのかってことです。理系の人は推薦って絶対利用できるものだと思っていませんか?

違います。枠は学内で競い合います。この競い合いですが、方法は大学ごとに異なります。先着順のところもあればGPAという成績順だったり、はたまた学部よりも院生が優先だったり...いろいろです。※枠は企業に問い合わせると増えるかもしれないので聞いてみましょう

また、この学校推薦の利用には開始時期があります。これも大学ごとに異なりますが、これには要注意です。私はこの期間が原因で被害を受けました。

なぜ開始時期が要注意なのかというと、企業の選考に間に合わないケースが存在するからです。

例えば企業が「2月からインターン参加者限定の早期選考開始します!」と言ったとします。しかし大学側が「3月からしか学校推薦は出せません!」と言うと、いくらその企業への志望度が第一だとしても、学校推薦で選考に挑むことは不可能です。※もしかしたら特別に個別に推薦可能かもしれないので、とりあえず大学に問い合わせてみましょう

インターン参加者限定の早期選考に臨むか、学校推薦が利用できるまでエントリーを待つかの2択に迫られるのです。

しかし、後述しますが、『教授推薦』を利用すると何とかなるかもしれません。私は最初学校推薦で選考に臨もうと思っていましたが、最終的に教授推薦に切り替えました。

教授推薦とは

学校推薦とは異なり、教授推薦とは『教授一個人が企業宛に学生を推薦する』という制度です。これは開始時期もないですし、枠もありません。これは文系理系の学生どちらも問いません。

しかし当然ですが、教授との関係性が良くないとまず利用は無理でしょう。理由は『面倒』だからです。何が面倒かというと、いろいろと教授が書かなければならない書類などがあるからです。あとは理系の学生なら、よっぽど研究をさぼっていたりしたら推薦なんてしてもらえないかもしれません。真面目に研究室に行き、研究しましょう。

また、企業によっては「学校推薦しか認めない」なんてとこもあります。これは企業側に問い合わせるしかないです。

ジョブマッチング推薦制度とは

これは学校推薦に含まれるのですが、ここで紹介します。 ジョブマッチング推薦制度とは、『自分が志望している企業の部署などの部長クラスの人と個人面談(いわゆるマッチング面談)を複数行い、OKが出れば内定を貰える』という制度です。

よく大企業だと、入社後まで配属先が分からない、なんてこともあります。ですがこのジョブマッチング推薦は、もしこの制度を利用して内定を得ることができれば、入社後はその部署での配属が約束されるということになります。※厳密には企業ごとに異なります。

また、ジョブマッチングには推薦書先型推薦書後型があります。これは先に推薦書を提出してマッチング面談を行うのか、それともマッチング面談を行いOKが出ればその後に推薦書を出すのかの違いです。これも企業ごとに異なります。

◎推薦書先型:ジョブマッチング面談を行う前に推薦書を提出するというもの。つまり、ジョブマッチング面談が開始した時点で選考辞退は不可能。推薦書先型は並行して1社しか不可能。
◎推薦書後型:ジョブマッチング面談を行い、ほぼほぼ内々定を約束された後に推薦書を出すもの。推薦書を出す以前は辞退可能。推薦書を出したら辞退不可能だが、ほぼ内定は貰える。これは推薦書を提出する前なら並行可能。

ここで注意すべき点は、スケジュール管理です。どの推薦制度にも言えることですが、基本的に推薦は一社にしか利用不可能です(※上記『推薦書後型ジョブマッチング』は除外)。そして落ちたら次の企業へ推薦志望可能となります。なのでもし落ちた場合、どの企業へ推薦を出すのかをスケジューリングしておくと良いでしょう。

理系のジョブマッチング推薦は、インターンシップに参加していないと応募できない、なんんていうこともあるので、その点は要注意です。

以下にジョブマッチング推薦制度について簡単にまとめました。

◎推薦書先型一つと推薦書後型のジョブマッチング複数
◎推薦書後型のジョブマッチング複数
×推薦書先型ジョブマッチングを複数

大学関係者推薦とは

これは、学校推薦と教授推薦以外の大学関係者の推薦です。例えば大学の就職課だったりです。

これは学校推薦と教授推薦とは異なり、かなり効力が薄いです。なので利用可能な企業が少ないかもしれませんが、聞くだけの価値はあります。ぜひ企業と大学に問い合わせてみましょう。

推薦での内定辞退をしたらどうなる

推薦制度を利用して内定を貰った場合、原則内定辞退禁止と上述しました。

なぜ『原則』と書いたかというと、別に辞退可能だからです。しかし、これがどれほどの影響があるかを書いておきます。

〇学校推薦での内定辞退:大学の就職担当の教授と自分で企業に足を運び土下座か何か謝罪します。そして以後数年間、その企業への推薦枠が皆無になります。後輩に迷惑かかりまくりです。

〇教授推薦での内定辞退:教授と自分で企業に足を運び土下座か何か謝罪します。教授の顔いっぱいに泥を塗りたくります。研究の面倒を見てくれなくなります。留年の可能性あり。

内定辞退したら上述のようなことが後々待っているということを考慮しても、内定辞退しなければならないときは、しかたがないので内定辞退しましょう。

正直、人生一度きりなので、推薦を利用しようがなんだろうが、辞退したいと思えばしても良いと思っています。私ならします。辞退者の後輩ならもったもんではありませんが..。

まとめ

本記事では理系学生を対象に『推薦制度』についてお話しました。推薦には意外と種類があって、各々に違いがあります。

国立・理系・院卒でも推薦は落ちます。本当です。ですが比較的内定を得やすいこともまた事実です。

推薦を利用して内定を貰うと辞退できません。それを分かった上で推薦制度を利用しましょう。

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