学部卒と院卒の就活

         
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本記事では就活における『学部卒と院卒』の有利不利についてお話していこうと思います。私はこの記事を書いている現在は大学院生で、就活を終えました。そこで就活を通じて学部卒と院卒に関する知見をここにまとめたいと思います。

学部卒と大学院卒とは

学部卒とは4年制大学を卒業する人のことを対象としています。専門・短大卒の方はここでは対象外とします。

院卒とは、大学院を卒業する人のことを対象としています。中でも、博士前期課程(修士課程・マスター)を卒業する人を対象としています。私は現在この博士前期課程の卒業見込みです。

理系は院卒が多数

院卒って周りにほとんどいない気がします。確かに母数は当然学部卒よりも少ないです。インターンシップとかに参加して改めて「院卒って少ないんだなぁ」と実感しました。※企業によって異なります

しかし、近年理系は院卒者が増加傾向にあります。それは何かしらのメリットがあるからです。メリットとしては以下の点が挙げられます。

  • 就職に有利(な場合が多数)
  • 専門分野のことをより深く学べる
  • 学生モラトリアム期間

ざっとこれくらいです。詳細は後述します。

私は某国立大学工学部からそのまま同大学大学院に進学しましたが、7割~8割もの同期が進学しています。

大学院進学するのはもちろんお金がかかります。また国立と私立大学では費用の差が多いにあります。私立大学大学院へは奨学金を利用して進学する人が比較的多いです。

したがって、私立大学進学者がそのまま同大学大学院に進学するのは少ないです。別の国立大学大学院へと進学する人が多い傾向にあります。

学部卒と大学院卒で就職活動に差はあるのか

結論から言うと、差はあります。それについてお話します。

目指す企業・職種によっては非常に差がある

メーカーなどの技術職では、募集要項に『技術系総合職の対象者:理系大学院卒』みたいに、そもそも理系大学院卒しかその企業のその職種に応募しかできないなんてことがあります。また、インターンシップでも大学院生しか募集していないところも存在しています。この場合、院卒に有利しかないですよね。

以上の場合は当然ですが差がありまくりです。学部卒は応募すらできないのですから。これは大学院卒にメリットがある例のひとつです。

このような縛りがあるのには理由があります。単純に業務に『大学院卒レベルの専門知識や研究知識が必要』とうことです。

「学部卒でも凄い人はいる」というのも当然です。しかし、研究内容によっては、実際に研究室に長い間身を置いて、その研究環境でないと行えない研究などを行っている大学院生もいます。さらにその研究内容が企業に入って活かせる内容ともなれば、企業にとってはそのような学生が欲しいのは当然です。

推薦利用において院卒の方が有利な場合がある

理系の人だと推薦を利用する人は多数います(推薦に関する記事は【理系】推薦を利用する注意点もぜひ)。

中でも学校推薦の利用には、学内の選抜があります。その選抜で大学院生が優先される場合が多いです。※よっぽど優秀な学部生は除く

なので、学校推薦を利用する人は大学院進学をおすすめします。これも1つのメリットです。

面接で差がある

これはあくまでも個人的見解です。大学院生のたいていの人は自分の研究やこれまでの学業に自信をもっています。そこで、その自信が面接では非常に強力な武器になると私は考えています。

面接(【就活ロードマップ⑨】面接の対策という記事もどうぞ)では、自信があるかないかだけで結果に大きく影響を及ぼします。企業は自信がない学生はあまり好みません。

また、学部生と比較して研究を本格的にやっているので、面接での話すネタのひとつになるので、そういった意味でも院卒の方が面接では有利かなと思います。

自大学の学部卒OBと院卒OBの就職先を調べよう

実際に自大学の就職実績を見てみましょう。そうすると、学部卒と院卒で就職先に変化があるのが分かります。

変化があるということは、学部卒と院卒で就職に影響があるとうことになります。これで大学院卒の方が大手企業に就職しているのであれば、メリットがあるということです。もちろん、大企業に就職することが全てではないですが。

学部時代に就活を経験すべき

これは本当に後悔しています。私もやっておけばよかったと思います。私は大学に入学した当初から大学院に進学するつもりだったので、学部時代には就活を全くしませんでした。

しかし、今思えばやっておけばよかったと思います。理由としては、本当に残り2年間大学院生として研究をして、大学院卒しか行けない企業・職種に就職したいのかどうかを知るためにです。

学部時代から就活をして、自己分析・業界研究をして、自分の行きたい業界・企業・職種は何なのかを早いうちから知り、そしてそれを満たすのに大学院進学は本当に必要なことなのかを自問自答するべきです。

大学院進学にはそれ相応のお金がかかります。 奨学金を借りるか、親に出してもらうかです。 そして貴重な20代の2年間を費やします。

上述したとおり、大学院卒しか行けない企業や大学院卒の方が有利である場合を述べてきました。それも加味して、真剣に学部時代に就活を行うべきだったなと思っています。

私は結果として、納得のいく就活を終えることができたので良かったのですが、それはあくまでも結果から見た過程なので、絶対にやっておくべきでした。

学部卒、院卒の初任給に差があるのかを調べよう

これは重要です。企業の採用情報の欄に『昨年度の初任給の実績』の箇所に『学部卒:○○万円、院卒:○○万円』のように、学部卒と院卒間で給与に差があるのかどうかを調べましょう。

ここに差がある企業は、『院卒をしっかりと評価している』ということになります。差がない企業の場合、『院卒を全く評価していない』ということになります。その企業への就職は院卒に有利さが全く存在しません。

もしあなたがせっかく大学院に進学したのなら、初任給に差がある企業へ行くべきです。

そして学部卒で就職をしようとしている人は、初任給に差がないところは、院卒とか学部卒とかを特に気にしていないので、安心して学部で就職してください。

文系学部の人は院に行くべきではない

文系の院卒学生はあまり就活では評価されにくいです。

私は「文系の人は大学院に行くな」と言っているわけではありません。モラトリアムで大学院に進学した理系と比較して、同様にモラトリアムで進学して、いざ民間企業へ進学しようとしても、文系の人にはメリットがほとんどないということを肝に銘じて進学をしてください。

理系の人はモラトリアムで進学したとしても、就職先は正直多数あります。もちろん、モラトリアムで進学しないに越したことはないですが。

まとめ

本記事では『学部卒と院卒の就活の有利不利』に関してお話しました。

院卒だから学部卒だからといって、特段どちらの方が不利ということはありません。しかし、院卒の方が就活においては有利にことを進めることができることが多いので、相対的に見ると、学部卒の方が就活は不利とも言えるかもしれません。

私は大学院進学者として理系ならば大学院進学をおすすめします。メリットは上述した通りたくさんあります。お金に余裕があるのであればぜひ進学してほしいです。

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